グリップヒーターで手元の寒さ対策

グリップヒーターとは

極寒の季節にバイクを走らせる時、厚いジャンパーの隙間から冷たい空気が流れ込んできて、心底体が冷えます。
分厚い手袋も冷え冷えの状態ですから、指先がかじかんできて細かい作業もままならず、つらいツーリング体験になるのは冬ならではです。

そうしたライダーのために、グリップヒーターが開発されました。
文字通りヒーター付きグリップなので、ハンドルにはめ込みそのまま運転できるしくみです。
さすがに体全体を暖めるのは、できませんが指先だけでも暖かいのは、ほっとします。

バッテリーにつないで暖めるので、結果かなりバッテリーを消耗してしまうのが、難点です。
種類は豊富なので5段階形式で温度調節できるものや、コンパクトなスイッチ別型などもあります。
電力消費を節約できるタイプのものや、1000円以下で購入できるものなど多種多様です。

いずれにせよ、手元を暖める事ができる点では共通しています。
電化製品という事で、量販店で数千円で購入可能です。
他にも各種電気製品を整備している時は、電圧が安定せずに暖まりにくい事もあります。

仮に暖まりにくさがあっても、冷え切ったハンドルをつかまなくてすむのは、メリットです。

グリップヒーターの種類

通販でも手軽に購入できる電化製品の1つですが、種類は様々あります。
1000円いかないものの中には、巻くだけの簡単なお手軽タイプになったものもあり、USBでモバイルバッテリーに接続できる簡単なシステムです。

その日の天候にあわせて温度調節できるものもあります。
貫通式なのでつかんだ時の感覚に違和感がありません。

ブッシュスイッチ型は温度調節が5段階になっていて、グリップ部分が従来のものよりも細身なのでつかんだ時の感覚が自然です。
大容量のバッテリーが必要になるなど、制限があるのは難点です。

最も効率よく暖まるのはグリップ全体が暖かくなる交換型で、高価なものは3万円以上します。
半周タイプは交換が必要なのと暖まるのも、グリップの1部だけです。
省電力なのでバッテリーは長持ちします。

最も人気があり多くのライダーに利用されているのは、交換式です。
ハンドル内に配線が通っている事で、外観を損なわないのでそうした利点もあってよく利用されています。

グリップヒーターの取り付け方

グリップヒーターを取り付けるには、元々装着されているハンドルグリップをはずしてから、グリップヒーターと交換するのが通常の装着方法です。
強力な接着剤が使われていたら、火であぶるなどして外さなければなりません。

はずしたグリップは無くさないように、保管しておくとバイクを売却する時に、元に戻した状態で売却できます。
接着剤をきれいにはがしてから、あらためて接着剤を塗った上から、グリップヒーターを装着します。
接着剤がセットに添付されていなければ、自分で準備しして使用します。