着るエアバッグダイネーゼのスマートジャケット

バイクの事故は怖い・・自分を守ることを考えよう

四輪は車体が体を守ってくれるけれど、バイクは守ってくれるものがないため、交通事故となると大怪我をするリスクが高くなります。
事故を起こさないように細心の注意を払って運転していても、もらい事故、スリップなど事故はいつ何時起こしてしまうか、また巻き込まれてしまうかわかりません。

バイクを運転する際、日本ではヘルメット着用義務がありますので、頭部だけはヘルメットで守ることができますが、事故の際、ボディを守るためのアイテムとしてプロテクターがあります。
プロテクターのほか、バイク用の着用するエアバッグも注目です。

バイク用エアバッグは身に着けるエアバッグ

事故で衝撃を感じるとエアバッグがボンッと出てきます。
衝撃でハンドルやフロントガラスに頭部を打ち付けないように、体を守ってくれるエアバッグは、ほとんどの車に標準装備です。
バイクではエアバッグを車体に組み込んでも、衝撃でバイク本体から体が離れ、道路に打ち付けられることが多いため意味がありません。

バイク用のエアバッグは「身に着ける」タイプで、レースの世界ではすでに10年以上も前から利用されています。
こうしたプロの世界で利用されているセイフティアイテムですが、バイクを楽しむライダーも利用できるようになりました。

SMART JACKET(スマートジャケット)とはどんな商品?

2011年には一般向けレーシングスーツ用エアバッグシステムが発売され、2015年、公道向けエアジャケットの発売に至り、2020年には一般のライダーたちに向けて、スマートジャケットが発売されました。
スマートジャケットには7つのセンサーとGPSがついていて、衝撃を瞬時に判断します。

完全ワイヤレス設計で服の下にも着用できるデザインとなっています。
夏はかなり暑いのでは?なんて不安になるかもしれませんが、通気性に優れているので暑さ対策も施されている商品です。

折りたたんで収納できるほか、バッテリー持続時間も長く、CE規格適合商品なので安心です。
もちろん安全運転を心がけることも重要ですが、さらに安心をプラスするためのアイテムとして注目されています。

プロテクターをエアバッグにすることで得られるメリット

プロテクターも事故の際、ケガの抑制に役立つアイテムですが、エアバッグにすることで得られるメリットは大きいです。
エアバッグは瞬間的ガスで一気に開き、大きさの制限もないのでカバーできる範囲がかなり広くなります。

プロテクターよりも安全性が高いため、MotoGP、MFJ公認レースなどでも「エアバッグ着用義務」があります。
バイクの事故では道路にたたきつけられることもあるので、より安全性の高いもの・・と考えればエアバッグのメリットは大きいです。

またプロテクターは動きにくいので、できれば着用したくないという人も多いです。
しかしエアバッグは衝撃を受けて開かない限り、薄い素材でできているため、動きを妨げないというメリットもあります。