使い捨てカイロを使いこなす

ライダーにとっての使い捨てカイロのメリットとは?

冬の時期に体を暖める方法はいろいろありますが、やはり使い捨てカイロはとても便利なアイテムとして多くの人が使っています。
カイロは日本で昔から使われてきた暖の取り方で、1975年に世界で初めて使い捨てタイプのカイロが発明されました。
その後、一気にその便利さから普及して、今では世界中で販売されているほどです。

使い捨てカイロは特にライダーにとってうれしい商品です。
そのメリットとしては、手軽に買えるという点が大きいでしょう。
100均でもセットで販売されていて安いですし、安価なものでも品質が高くてしっかりと体を暖められます。
コンビニやスーパーなどでも売っているので、ツーリングをしている途中で寒さを感じたらお店に立ち寄って購入することも可能です。

また、かさばらず軽いので、できるだけ荷物を減らして体に余計な負担をかけたくないライダーにはうれしいアイテムです。
しかも、とても小さいのに半日くらいは暖かさが持続しますので、ツーリングをしている間中ずっと使えるというメリットもあります。
使い捨てカイロには、粘着テープが付いていて服に貼れるタイプのものもあります。
バイクを走らせていると腰が冷えたり、首回りに風が入り込んで寒くなったりしますので、こうしたスポットに貼ればずれることなく暖め続けられるのもうれしいところです。

使い捨てカイロを貼る場所

自分にとって冷えやすいと感じる場所に貼ることもおすすめですが、より効果的に体を暖めやすい箇所がありますので押さえておきましょう。
まずお腹付近なのですが、目安としてはおへそから指2、3本くら下げたところです。
バイクに乗っていると前方からの風をまともに受けて冷えやすい部分ですし、体全体が冷えるとどうしても血流が滞ってしまいます。
お腹を走る動脈を暖めることで、全身の体温を上げる効果もありますのでおすすめです。

もう一つの場所は背中で、肩甲骨の間くらいが良いでしょう。
風が当たって冷える部分ですし、雨の日などは一番濡れて体温が奪われるところでもあります。
さらに、同じ姿勢を取って運転をしていると、肩や背中の筋肉が凝ってくることがあります。
そこで、使い捨てカイロを使って暖めることで快適に走り続けることができるようになります。

下半身に貼るのであれば、太ももがおすすめです。
太ももの筋肉は大きいので、この部分を暖めることで血流を一気に改善して、体温を上げる効果があります。
さらに、太ももの内側を暖めることで、ここを通る動脈の血液を暖めて全身の冷えを防止することもできるでしょう。
ニーグリップなどをしてマシンに触れることで、冷えてしまうことも多い部分なので防止策として太ももに貼る人も多いです。