バイクの維持費について

バイクの維持費を比較する

バイクは自動車に比べてかなり安い維持費となっていますが、それでもどのような車種に乗っているかによってかなり差がでてきます。

最も維持費のかかる大型バイクであっても自動車よりも安くはなりますが、それでも最も排気量の小さなバイクと比較をすれば相当な違いになります。

バイクが本当に好きで、それほど乗る頻度は高くないけれどもとにかく自分のバイクを手元においておきたいという人ならばよいのですが、年間走行距離はそれほど多いものではないという人の場合には、自己所有として登録をするだけで相当な費用がかかってくるということに注意しなくてはいけません。

バイクは排気量にかかわらず所有をしているというだけで必ず税金がかかってきますし、その他にも自賠責保健への加入をしなくてはいけないこととなっています。

これからバイクを購入するときには、そうした維持費がいくらであるかということも考えて選ぶようにしましょう。

排気量別維持費

バイクの中でも最も排気量が小さいのが50ccの原動機付自転車です。

高校生や主婦にとっては毎日の足として活躍する原付ですが、維持費用もバイクの中で最も安くなっています。

年間にかかる費用としては「軽自動車税」として1,000円がかかり、そこに自賠責保険として1年契約では7,280円がかかります。(2014年時点)。

これはどのような排気量のバイクであっても必ずかかる2つの費用となっています。

なお自賠責保険は全国どこで加入をしても料金は一律となるよう法律で定められていますが、沖縄など離島で加入する場合は約5000円程度にまで安くなります。

軽自動車税は、51cc~90cc以下で1200円、91cc~125ccで1600円、126cc~250ccで2400円、251cc以上では4000円と段階によって上がっていきます。

それでも最も大きな排気量の大型バイクに乗っても4000円で収まるのですからかなり安いと言ってもよいでしょう。

自賠責保険の金額も、軽自動車税同様に排気量が上がるほど高く設定されていきます。

詳しい金額はまた変化するので購入をする時期に合わせて調べてみてもらいたいのですが、最も大きい排気量として分類される251cc以上の車体になると、自賠責保険料は車検時に一緒に支払われることとなることから、約30,000円にもなっていきます。

メンテンナンスにかかる維持費にも注目

しかしバイクはただ置いて飾っておくだけのものではありませんから、そこに加えて毎回の乗用に必要になる燃料費や、故障をしたときの修理費などがかかってきます。

このメンテナンスにかかる費用も実はかなりバカにならないものとなっており、故障の多い車種にあたってしまうとみるみるうちにお金が飛んでいってしまうというようなことになってしまいます。

気をつけたいのがやたらと初期購入費の安いバイクや、以前の持ち主がかなり改造をしているようなバイクです。

そうした中古のバイクは非常に故障頻度が高く、また正規品以外のパーツを積み込んでいることで燃費が悪化していたりします。

長く乗るバイクを探すならやはり性能面にもきちんとこだわって探したいところですね。