バイクのサビ落としにはサビ取りクリーナー

サビのできやすい季節

さすがにどのバイクも錆には勝てません。
きちんと車庫に収納しておいたはずなのに、カバーを外してみたらスポークはもちろん、マフラーやチェーンにまで錆が広がっていたなんて事は、よくある話です。

特に湿気の多い梅雨は錆が広がりやすくなります。
初めはどれだけピカピカだった愛車も、5年、10年と使い込むほどに塗装もはがれてきますし、塗装がはがれていく矢先からカビが広がっていくものです。

車庫に入れておいても手入れをしなければ、やはり錆はひろがります。
ましてや野ざらし状態だったら目も当てられない状態になっていくのは必須です。

錆だらけのバイクは見た目も悪いですし、油を差しても1つ1つのパーツの動きも悪くなるしで、ちっともいい事ありません。
そう考えると錆に季節は関係なく、いつでも起こりやすいという事になるのですが、いつまでも新品同様に使い続けけていくためには、まず錆取りから始める事になります。

サビの落とし方

何はともあれ錆を落とさなければ、どうもこうも生きませんので錆取りを決行しましょう。
問題は方法ですがもっともオーソドックスな方法は、やすりで磨く事です。
口で言えば簡単ですが、スポークやチェーンの錆取りはうんざりするほと、手間がかかりそうです。

側面は真鍮もしくはスチールのワイヤーブラシで磨いて落とします。
ブラシはホームセンターなどで入手してください。

ローラー部分はさすがにブラシでは磨きにくいので、パーツクリーナーをふりかけた上から捨てても良いようなぼろ切れ、もしくはナイロンブラシで落としていきます。
ホイールやその他のパーツも錆取りクリーナーを使うと、簡単に落とせますが、メッキをしている部分は家庭用スポンジがおすすめです。

少し丁寧にやるなら最初にサンドペーパーで錆をきれいに落としてから、パーツクリーナーで油分をしっかり取るといった、二重の手間をかければなおきれいになります。
最後に防錆剤やワックスを塗布する事を忘れないでください。

サビ取りクリーナーの選び方

身近なところですまそうと思うと、強力な錆やカビとりクリーナーを使う方法もあるのですが、酸を使った場合は素材の鉄も一緒に溶かす危険もあります。
製品によってはタイヤやプラスチック製のパーツがぼろぼろになるので要注意です。

どうしもお金をかけたくないなら、中和剤あわせて利用するのがベターです。
バイク専用クリーナーの仲には、中和剤も含まれている製品もあります。
バイクに関してはバイク専門のクリーナーなら、ほとんど手間いらずでバイクにもやさしいのでおすすめです。

しっかり水分をぬぐい取るところで清掃は完了します。
水分を拭き取る時は綿生地のように柔らかいものがおすすめです。