3輪バイクとはどんなバイク？

バイクは2輪だけではない

3輪バイクとはその名称の通り、3つタイヤがあるバイクのことを指します。
バイクは2輪だけと思っている人は多いですが、実は3輪のタイプもあるのです。

トライクには種類がある

3輪バイクには、さまざまな種類があります。
まずは「トライク」と呼ばれるタイプがあります。
これはバイクの基本的な構造はそのままで、タイヤだけ3輪になったものを指します。
シートやハンドルなどはバイクと同じ構造を取っており、さらに車のようなドアもありません。
トライクは安定感を持ちながらも通常の2輪バイクと同じ感覚で走ることができるため、多くの人に人気となっています。

トライクは基本的に前輪がひとつ、後輪が2つという構造をしていますが、タイプによっては前輪が2つ、後輪がひとつという場合もあります。
これは一般的なトライクとは異なるため、逆トライクと呼ぶことがあります。
逆トライクはかなり数が少なめではあるものの、自分だけの個性を演出したい人に支持されています。

さらに「サイドカー」も、3輪バイクの種類のひとつとして数えられます。
サイドカーは通常のバイクの横に付けられる、車輪をひとつ持っている車両のことです。
サイドカーがあると恋人や家族、ペットなどと一緒にバイクで走ることができ、よりツーリングが楽しくなります。
中にはサイドカーに誰かを乗せて走ることに憧れてライダーになった人もおり、根強い人気を誇っている車種です。

ただしサイドカーは、法律の扱いをきちんと理解しておく必要があります。
サイドカーは道路運送車両法という法律において、「側車付二輪車」という扱いとなっています。
ただし道路交通法という別の法律で考えると、「大型自動二輪車」になります。
この違いをしっかり知った上で、運転することが大切です。

こうした知識を持たずに運転していると、思わぬ法律違反をしてしまうことになりかねません。
違反してしまってからでは遅いため、購入する前に勉強しておくと良いでしょう。

搭乗するときには、ヘルメットの着用に気をつけるべき

3輪バイクに乗るときは、ヘルメットの着用に気をつける必要があります。
トライクは普通免許を持っている場合、ヘルメットを被らずに運転していても違反にはなりません。
しかし思わぬ事故を起こしてしまったり巻き込まれてしまったりすることはあるため、できればいつも安全に十分気をつけることは大切です。
基本的に安定感があるため、ヘルメットを着用しておけばまず問題ないでしょう。

以上のように3輪バイクには、2輪のバイクとはまた違う奥深さがあります。
趣味として楽しんでいる人もたくさんいるため、興味がわいたらどんなモデルがあるかを見てみると良いでしょう。