バイクの基本構造と種類

緊急時に備えて

バイク好きの全ての人が、バイクの機動構造について詳しく知っているわけではありません。
ですが、基本的な構造知識を備えておくことで緊急時にとるべき対応策がかなり的確に
出来る場合もあるので、ごく基本的な部分だけでも知っておくようにしましょう。

バイクはなぜ動くのか?という当たり前のことを説明すれば、
それは「ガソリンを燃料にしてエンジン内で燃やし、
その熱によって発生した圧力がピストン運動を起こして動力が生じる」からです。

この燃焼による往復運動によって動くエンジンのことを「レシプロエンジン」といいます。
バイク用のエンジンをさらに詳しく見ていくと、
4サイクル式と2サイクル式という方式に分けることができます。

ほかにも単気筒、2気筒、3気筒、4気筒、6気筒エンジンといった
気筒数によっての分類方法があります。一見同じように見えるバイクであっても、
排気量や開発メーカーによって内部のしくみはかなり異なっているということができます。

ではどんなバイクをどのメーカーで選べばよいかということになりますが、
これは一概にどこが一番よいかというよりも、乗り方やデザイン面での趣味が大きく影響してきます。
日本国内にあるバイクメーカーは大手4社がほとんどのシェアを独占していますが、
これらはいずれも世界的に高い評価を得ている優秀なバイクメーカーでもあります。

最初の一台にするのであれば、修理拠点も多く故障時に代替部品を手に入れやすい
国産メーカーのバイクがよいと思いますが、こだわりや趣味、あこがれなどがあれば
特に限定して考えることもないでしょう。

国産バイクメーカーの特徴

ちなみに国産バイクメーカー4社のエンジンなどの特徴を見てみると、

【ホンダ】
最大大手。修理拠点多い。高回転、高出力で安定的な走行ができる優秀な機種がほとんど。
電気系統が他のメーカーに比べてやや繊細であるという意見もある。

【ヤマハ】
二番手。モーターボートメーカーである「ヤマハ発動機」としてエンジン開発をしてきた歴史がある。
トヨタのエンジン設計とも関わりが深く、エンジン回転が軽いのが特徴。名車多い。

【スズキ】
自動車メーカーとしても有名なので性能面では安定的。
高回転、高出力のエンジン設計でパワーがあるもののクラスが下の機種にやや不安がある。

【カワサキ】
重工業メーカーとして造船や航空機のエンジンを開発してきたので、
非常にパワーと耐久性のあるエンジンが特徴。トルク型の低中速型エンジンが多い。

となっています。