大阪に存在する青バイとは
白バイじゃなくて青バイ・・大阪に存在するバイク隊
交通取り締まりを行うバイクというと白バイが浮かびますが、実は白バイ以外でもバイクで交通取り締まりを行うバイク隊がいます。
白バイは街の中の道路や高速道路などで交通取り締まり業務をしていますが、大阪府警には通称「青バイ」と呼ばれるバイク隊が存在しているのです。
関東に暮らしている方々にはその存在すら知られていませんが、白バイ同様、知られているバイク部隊です。
大阪で活躍する青バイの活動は白バイとちょっと違います。
青バイ「スカイブルー隊」の活動は24時間体制
青バイは大阪府警の地域部第一方面(第二方面・第三方面)機動警ら隊所属で、3つの部隊からなり、日々、街の安全を守っています。
3つの部隊から構成されている青バイは、24時間体制でパトロールするほか、ひったくりの抑止活動などでも活躍している部隊です。
普段は犯罪抑止活動を行っており、事件が起こればもちろん容疑者の確保・謙虚にも動きます。
大阪の街を日々守ってくれる頼もしい青バイが発足してから、その効果は数字にも表れているのです。
確かに青バイが警察のバイクとわかっていれば、犯罪を犯そうとしているものにとっても、大きな抑止力となるでしょう。
大阪の街を守る!ひったくり件数減少に貢献
以前の大阪府はひったくり件数が20年以上もワースト第1位と不名誉な状況でした。
しかし1997年青バイが発足されるとその件数が次第に減少、20年の間に99%も減少しています。
以前はより小回りが引くようにと250㏄のバイクが利用されていたといいますが、現在は400㏄バイクが利用されています。
ただ400㏄であっても、被疑者が細い道に逃げ込んだ時、すぐに検挙できるようにと、現代でも小回りのいいバイクが活躍中です。
バイクでの警らのほかでも活動する青バイ隊
最近はお年寄りを狙った特殊詐欺が本当に多くなっています。
犯罪を犯す方もどんどん巧妙になっているのは困りものです。
まずは個人情報を聞くためにアポ電をかけておき、在宅しているかどうかなどを確認し、受け子(お金を受け取る役)がキャッシュカード、現金などをだまし取ります。
こうした特殊詐欺についても、青バイの隊員たちがお金を振り込もうとしている人がいたらちょっと声をかける、またATM付近を巡回するといった活動も行っています。
ただ道路上で取り締まりを行うだけではなく、日々、様々なところで街の人たちを守っているのが青バイ隊です。
幅広い犯罪抑止、検挙活動を行っている青バイ隊は発足から20年以上たっています。
人々の認知も高くなり、お子さんなどから声を掛けられることもあるという青バイ隊に、今度の活躍を期待したいです。