伊勢志摩 e-POWER ROADをツーリング

伊勢志摩 e-POWER ROADの人気ツーリングコース

長い間「伊勢志摩スカイライン」として親しまれてきた観光道路は、2022年11月から2023年11月にかけて「伊勢志摩 e-POWER ROAD」に名称変更されました。
伊勢と鳥羽を結ぶ全長16.3kmの伊勢志摩スカイラインは、「天空のドライブウェイ」の名前にふさわしい、ライダーたちの間で人気のツーリングコースです。
「e-POWER」というのは、エンジンとモーターを融合したNISSAN独自の新しい電動パワートレインのことです。
伊勢志摩 e-POWER ROADの特徴的ななだらかなアップダウンや緩やかなカーブは、電気自動車としてのなめらかな走りを存分に楽しめる道路として評判です。

通行料金は、二輪が900円、軽・小型・普通自動車が1,270円、8t未満で乗車定員11人以上30人未満のマイクロバスが3,210円、貸し切りバス・大型貨物自動車が5,100円となっています。
伊勢方面からアクセスする場合には、志摩市方面に向かって浦田橋を渡り、道なりの右カーブすぐの分岐を左へ曲がった後、伊勢志摩スカイラインの伊勢側ゲートから約20分の道のりです。
また、鳥羽方面からアクセスする場合には、鳥羽駅から伊勢方面に向かって1km先にあるドライブイン鳥羽の手前信号を左折し、鳥羽側ゲートに入るルートが便利です。

伊勢志摩 e-POWER ROADのおすすめ観光スポット

伊勢志摩 e-POWER ROAD沿いには数々のおすすめ観光スポットがありますので、余裕を持ってスケジュールを組むことをおすすめします。
中でも由緒ある建造物として人気なのが、伊勢神宮の鬼門を守る名刹「金剛證寺」です。
金剛證寺は朝熊山の山頂付近にある臨済宗のお寺で、平安時代中期に建立された講堂は、木造建築としては日本最古級の建物です。

堂内には国の重要文化財に指定されている四天王像が安置されている他、国宝に指定されている講堂や三重塔などもあります。
三重塔は、平安時代後期に建立されたもので、高さは約30メートル、五重塔としては日本最古級の建物ですので、一度見ておいて損はないでしょう。
毎年、6月27日・28日には「金剛證寺開山忌」が開催されます。

朝熊山頂展望足湯も、他では体験ができないので、伊勢志摩e-POWER ROADに行ったらぜひ立ち寄ってみることをおすすめします。
展望足湯は、文字どおり標高555mの朝熊山山頂でゆったり浸かることのできる足湯のことで、絶景を眼下に見下ろしながらのひとときはまさに極上の気分です。
また、山頂展望台には「天空のポスト」があり、このポストから手紙を送れば思いが必ず伝わると言われています。