高野龍神スカイラインを走る
高野龍神スカイライン・人気ツーリングコース
山岳部の多い日本国内には、雄大な自然を楽しめるツーリングコースがたくさんあります。
その中でも、特にライダーたちの間で人気が高いのが、和歌山県にある「高野龍神(こうやりゅうじん)スカイライン」です。
高野龍神スカイラインは和歌山県の高野山と龍神温泉を結ぶ全長42.7kmの道路です。
標高800m以上にあるワインディングロードは開放感にあふれており、大自然の魅力を心から満喫できるツーリングスポットです。
1980年に開通された当時は一般有料道路だった高野龍神スカイラインも、2003年からは無料開放され、一般国道371号の一部となっています。
冬から春先にかけては冬季交通規制が敷かれており、二輪車は終日通行止めとなりますので、注意が必要です。
令和4年の場合で見てみると、12月15日(木)17:00から令和5年3月25日(土)7:00にかけてが冬季交通規制の対象となっています。
規制期間は、四輪車に関しては昼間(7:00~17:00)に限り、冬用タイヤ着用及びチェーン携行で通行することができますが、二輪車は終日通行止めになっています。
高野龍神スカイラインに関東・東北・大阪・中国地方方面からアクセスするには、京奈和自動車道(無料区間)橋本東ICから国道24号線、県道104号線、県道55号、国道370号線、国道371号線、高野龍神スカイライン(国道371号線)のルートが便利です。
また、和歌山県南部からアクセスする場合には、国道371号線または国道425号線から龍神村に入り、龍神郵便局のある交差点を北側に進み、高野龍神スカイライン(国道371号線)に入るルートが人気です。
高野龍神スカイライン周辺には、西南院駐車場・金剛峰寺駐車場・上野地駐車場の3つの駐車場が利用できます。
高野龍神スカイラインのおすすめスポット
高野龍神スカイライン周辺には興味深い観光スポットがいくつもありますので、時間的な余裕を見てスケジュールを組むのがおすすめです。
中でもぜひ立ち寄りたいのが「高野山 真言宗総本山金剛峯寺」で、48,295坪の広大な境内にはさまざまな由緒ある建造物が点在しています。
高野山は平安時代に嵯峨天皇から弘法大師が下賜された日本仏教における聖地のひとつで、修禅の道場として有名です。
金剛峯寺境内の6地区と建造物12件が熊野、吉野・大峯と合わせて「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録されています。
それ以外にも、2016年10月に「高野参詣道」として黒河道、女人道、京大坂道不動坂、丹生酒殿神社を含む三谷坂が世界遺産に追加登録されました。
歴史を感じられる観光がしたい人にはまさにおすすめのルートとなっています。