ツーリング計画のポイント

目的地を決める

バイクを趣味にする人間にとっては休日を利用してできるだけたくさんのところに
行きたいところですが、あまりにも無計画に出発をしてしまうと出先で困ったトラブルに
巻き込まれてしまったりします。

特に宿泊を含む長距離ツーリングの場合には、不測の事態に備えて
あらかじめいくつかの計画をたてておくということも必要になってきます。

車にくらべてバイクは気候の影響を受けやすく、
ちょっとしたことで予定どおりの進行ができなくなってしまうので、
長距離ツーリングの前にはきちんと行程を確認し、
急な変化にも対応できるようにしていきましょう。

まずツーリングを計画するときに一番大切なのが、目的地を明確にするということです。
行き先は風まかせというような自由なツーリングも楽しいものですが、
つい調子にのってあちこちに走らせすぎてしまうと、突然の故障やガス欠が起こったときに
うまく助けを呼ぶことができなくなってしまいます。

バイク保険などでロードサービスに対応していればまだよいのですが、
基本的にはバイクの場合はトラブルは自力で解決するのが基本になるので、
あまり助けまでも他人任せで考えない方がよさそうです。

特に複数の人でグループを組んで行くツーリングの場合には、
誰か一人の機体にトラブルが起こると全員の進路に影響が出てしまうので、
そうしたときにも対応できるよう、万が一のときの連絡先もそれぞれで
出発前に確認しておくようにしましょう。

休憩ポイントを決める

行き先がしっかりと決まったら、次に宿泊先や休憩所、
途中で寄るポイントなどもしっかりと決めておきます。

最近はネットでの進路検索やカーナビの機能でだいたいどのくらいの時間がかかるかも
すぐに計算できるようになっているので、到着するごとに予定よりどのくらい早いか遅いかを
考えながら次の進路を決めていきます。

予定を立てるときにはギリギリで行程を作るのではなく、
十分に余裕をもたせておくようにしましょう。

可能なら途中に寄るべきポイントをつくっておき、
不測の事態のときにはそれらのうちいくつかをキャンセルして直接目的地に向かう
というような柔軟性のあるプランにするのがおすすめです。

またもしカーナビを使用しているとしてもあまりまかせっきりにするのではなく、
一緒に紙の地図も携帯しておくようにしましょう。

途中のルートでは事故件数の多いところや危険箇所とされるところもよくあるので、
そうした情報も事前に仕入れておくと気持ちを引き締めた運転をしていくことができます。