四国でお遍路ツーリング

ツールド88の旅に出発

四国地域といえば、やはり四国遍路の旅が有名です。

四国に存在している八十八ヶ寺を巡って参拝をするのがお遍路ですが、それを行うためにはかなり詳細な計画を立てて行かなくてはいけません。

お遍路というとどうしてもあの白い衣装に傘をかぶって徒歩で行うものというようなイメージがありますが、必ずしもそうしなければいけないということはないようで、あれはあくまでも一般的な方法として必ず守らなくてはいけない決まりというほどの強制力はありません。

言い換えればバイクや自転車で手軽に回ってもよいということにもなりますが、しかしそれでもやはり神聖な場所をめぐるということは忘れず、最低限のマナーをもってルールに従った参拝をしていきたいところです。

地元自治体主催で「ツールド88」といった名称でお遍路でまわるお寺の旅を企画していることもありますので、場所やマナーがよくわからないという人はそうしたものでまず様子を見てみるというのもいいのではないでしょうか。

一日二日で終わる旅ではありません

仮にバイクを使用したとしても、お遍路として回る場合には短期間で簡単に全て巡ることができるものではありません。

88個所のお寺は全て道沿いのわかりやすいところにあるわけではありませんし、そこに至るまでの道もきちんと整備されているわけではないためです。

そのためはりきってバイクで出かけたところ、途中で転倒などをして挫折してしまったような例もたくさんあります。

あまり長期間は休めないという人は、何回かに分けてチャレンジするという方法もありのようです。

ちなみにこれまでバイクでお遍路を行った人のうち、ほぼ最速とされている人でも1週間くらいはかかっています。

回ってみると案外女性ライダーさんも多く見かけるので、お遍路同士でちょっとした交流をしてみるというのもよいかもしれませんね。

お遍路だけを目的とするのではなく、のんびりと四国を回るという目的も兼ねていけば、かなりのところをまわることができます。

一生をかけて少しずつ回るというようなライダーさんもいるようなので、諦めずに何度もチャレンジをしてもらいたいです。