ツーリングの聖地北海道へ

気持ちよく走れる所

北海道は、ツーリングの聖地とも呼ばれる全国のライダー達に人気の場所となっています。
ベストシーズンである6~8月になると夏休みなど長期休暇を利用して多くの人が
愛車をフェリーに乗せて北海道の港を訪れます。

北海道にはそれらライダー達を受け入れるための数多くのライダーハウスがあり、
長い道のりの間にたくさんの人との出会いを経験することもできます。

ただし北海道に行く時に気をつけたいのが
広大な土地であるがゆえのガソリンスタンドなどの整備工場の少なさです。
関東などの都会に住む人にとっては「このくらいなら大丈夫だろう」と油断もしてしまう距離でも、
北海道では命取りになってしまうこともあります。

おどかすわけではないですが、北海道ツーリングをするときには整備の知識や
いざという時の対処方法などを考え、あまりハメを外し過ぎないようにしましょう。

関東から?関西から?

北海道へ渡るためにはフェリーを利用しますが、
どこから乗るかによって微妙に下りる場所が異なってきます。

関東から直接北海道を目指すなら、茨城県にある大洗港から
北海道の苫小牧港に向かう商船三井フェリーの利用が一番の近道です。

関西圏から北海道に向かう場合、
愛知県名古屋港から仙台港を経由して苫小牧港に向かう太平洋フェリールートと、
京都府の舞鶴港・福井県の敦賀港から乗って小樽港もしくは苫小牧東港を目指す
新日本海フェリールートの二種類があります。

もし直接北海道に行くのではなく、途中の東北の旅もしたいと考えるなら、
青森の大間港・青森港まで陸路を使い函館港に向かう津軽海峡フェリーという手もあります。
船旅の場合、途中で寄り道ができない分早く着くことができるというメリットはありますが、
慣れない人は船酔いを起こしやすいということもあるので、
旅の計画をきちんと立てておくようにしてください。

おすすめの場所

北海道でツーリングをするなら、まず一番に向かってもらいたいのは「日本海オロロライン」という
小樽市から稚内までの国道231号線~国道232号~道道106号と続くルートです。

日本海オロロラインの特徴は日本海に沿って直線的に伸びる広い道で、
天候が良い時には観光名所である利尻島を見ることもできます。

また、北海道最北端の場所で有名な野寒布岬も一度は行ってみたい場所です。
北海道最北端の地を訪れたという経験は、ツーリングライダーとしてはひとつのステータスにもなります。
他にも北海道には見所が満載なので、できれば何回かに分け、じっくり味わいたいですね。