秩父の雄大な景色を走る

秩父から山梨へ

今回、秩父をスタート地点に国道140号線を使ったツーリングコースを考えました。
このコースはライダーにとっては人気のあるコースで、最終的には山梨県に抜けるルートです。
このルートが人気の理由はいくつかあるのですが、そのひとつが道に迷う心配がほとんどないということです。

分岐点がほとんどなく、道なりに進んでいけばほぼ確実にゴールへとたどり着けることから、初心者であっても走りやすいため、多くのライダーがここを走っているわけです。
また、もうひとつ見所と呼べる場所があります。
それが雷電廿六木橋です。

これはループ橋なのですが、これを走りたいがためにこのコースを選ぶという人も多いのです。
ループ橋はぐるぐると回りながら頭上にも道路が見えるのですが、下から見ていると遥か上に道路があるのです。
そこをこれから走ると思うとドキドキしてしまいますが、このような楽しみを得られるのもループ橋の魅力のひとつと言われているのです。

だからこそ、このツーリングコースを選んでいる人はたくさんいるわけです。
今回は自分もこのルートを選んで、秩父を起点に山梨を目指して走り出しました。
事前に調べていた情報のとおり、走りにくさはありませんでした。

バイク弁当も食べたい

また、このルートの名所として、バイク弁当という特別なお弁当が出てくる大滝食堂もあります。
このバイク弁当は容器がバイクのガソリンタンクの形状をしていて、中身は唐揚げ弁当です。
ツーリングコースとして多くのライダーが走ることからこのような弁当を出すようになったそうで、今ではこれを食べたいがために訪れる人もたくさんいるそうです。

お腹を満たしたあとは、再びコースに戻って山梨を目指します。
秩父から山梨というと、ものすごい距離があるように最初は感じたのですが、実際に走ってみるとそこまでの長距離でもありませんでした。
また、道自体はシンプルで初心者でも迷わずに走ることができるルートですから、体力的にも気軽に走ることができるツーリングコースと言えるのではないでしょうか。

さらに、このルートには土日はもちろん平日であっても日中ならば多くのライダーが行き交いますので、安心感があるコースとも言えます。
やはり、自動車メインのルートとなると、そこをはじめて走る際にはなかなか気を使いますので、終わってみればヘトヘトということもよくあるのですが、ここの場合にはむしろバイクがメインのような形なので、大きな安心感があります。
道に迷いそうになることがあったとしても、まわりに聞くことができる相手はいくらでもいるわけですから、精神的なプレッシャーはほとんどない状態で過ごせますし、安全運転にさえ気をつけていればゴールは見えてくるのです。