秋吉台、空と大地のコントラストを求めて

秋吉台を目指して

今回のツーリングの目的地は山口県の秋吉台です。
広島からバイクを走らせ、大自然を満喫するツーリングをおこないました。
広島では国道315号を使用しました。

基本的にはストレートな道で、往来する車もほとんどありませんでした。
また、左右には田園が広がっており、建物はほぼ皆無です。
そのような場所をバイクでひたすら走るのは、バイク乗りにとっては最高に幸せな時間と言えるのではないでしょうか。

立ち寄るような場所はまったくないのですが、それがまた最高なんです。
もちろん、コンビニや飲食店もほぼありませんから、ここを走るならば、それを前提に準備を進めておきましょう。
今回は秋吉台を目指してのツーリングですから、そもそもの目的が大自然の中で癒されたいというものでしたが、秋吉台に到着する前からその目的が少しばかり叶ってしまったようなものです。

ツーリングをおこなうときには景色に目がいくと同時に、何かを考えてしまうものですが、今回のツーリングに限っていえば、心境はひたすら無でした。
何も考えたくありませんし、そもそも何かを考えられるようなレベルの風景ではないのです。
こればかりは、ぜひとも出かけてみてください、としか言いようがないのですが、バイクを愛する人にとっては本当に至福のひとときとなるルートなのです。

目的地へと到着

そして、このような景色を満喫しているうちに、今回の目的地である秋吉台が見えてきました。
夕暮れ時ということもあって、夕陽に照らされた秋吉台は、まさに美しいの一言でした。

ここに到着するまでの間にも様々な美しい景色を目にしてきて、それぞれに感動していたんですが、そのような感動が結局は小さなものであったと自覚するような、本当に美しいものでした。
しかも、ライダーにとってとても嬉しいのは、この場所をバイクで走れるということです。

観光名所の中には眺めることはできても、さすがに車両の乗り入れが禁止になっているところがほとんどです。
そのため、バイクを停めて楽しむということになるのですが、この秋吉台の場合にはそういうわけではありません。
バイクのまま、この美しい景色の中をひた走ることができるわけです。

見ているだけでも綺麗な場所をバイクで走ることができるわけですから、これほど幸せなことはありません。
スピードを出そうとは思いませんので、ゆっくりと堪能しました。
流れていく美しい景色は今も脳裏に焼き付いています。

また、ほとんど人や車がいないので、まるで大自然の中を自分が飛んでいるような感覚さえ味わえるのです。
ぜひ出かけてみてください、と言うしかないと書きましたが、ここは自分自身もまたぜひ出かけたくなるスポットです。
絶対にまた行きたいです。