胸部プロテクターの普及

身を守る為に

バイクの事故は自動車事故に比べてかなり重症化する傾向にあります。
警察庁の発表による都内の交通事故死亡者構成率をみてみると、
二輪車の事故のうち死者が出てしまった割合はなんと24%にも登っており、
自転車の18.6%、四輪車の14.8%を大きく上回っています。

全国での比率を見ても二輪車の事故数に対する死亡率は18%程度と他の事故数に比べて
かなり高いものとなっておりますが、特に都内における事故の場合には数字が高くなることがわかっています。

バイク事故の特徴としては、事故が起きたときに損傷する部位が頭部・胸部に集中しており、
それが致命傷となって死亡してしまうというケースが多くなっています。

しかも二輪車乗車中の事故では死亡事故が起きた時に約4割のライダーのヘルメットが
脱落してしまっていたという結果も出ており、きちんと着用をしていれば
あるいは生命は助かったのではないかと思われる事例が多数見られています。

ヘルメットはバイクに乗車するときには必ず着用しなくてはならない義務となっていますが、
一方頭部と同じくらいの損傷割合になっている胸部に関しては特に必ず着用しなくてはならない
という決まりはありません。

胸部プロテクターの実情

アウトドアを走るモトクロスなどスポーツバイクにおいては、
ジャケットの上に頑丈な胸部プロテクターをつけて走行をしていますが、
一般道でそこまでの装備をしている人はなかなか見かけることができません。

胸部プロテクターを付けて日常的にバイクに乗っているというライダーは
全体の約6~7%程度と言われており、ほとんどの人が「カッコ悪いから」「面倒くさいから」
という理由で無防備な胸のまま走行をしています。

しかしプロテクターを付けて走行をしていたことで、
トラックに巻き込まれる大事故を経験したにもかかわらず
奇跡的に生命をとりとめた女性ライダーもおり、
その効果については既に実証がされています。

胸部プロテクターは決して高い買い物ではなく、
安いものなら4000円程度の費用で購入をすることができます。
デザインもモトクロスで使用するようないかにものものばかりでなく、
ジャケットの内側にさりげなくついているものや、プロテクター部分が
そのままデザインとして生かされているものなどさまざまです。

ライダー専門のジャケットの場合には大抵内部についていることが多いようなので、
ぜひ一人でも多くのライダーにはそうした専門のジャケットを付けて走行をするように
してもらいたいところです。

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